進研ゼミかZ会か
通信教育を選ぶ方が一度は悩むポイントだと思います。
ただ、一見同じような通信教育に見えても、全く別物と考えた方がいいと思います。
私自身、小中は進研ゼミ、高校はZ会を受講していましたが、その中で両者の違いをひしひしと感じました。
今回は保護者・中学生向けに合格実績、内容、費用の面に絞って進研ゼミとZ会を比較していこうと思います。
本記事を通してどちらを受講するのが自分またはお子さんにあっているか見極めていただければ幸いです。
記事の最後では資料請求ができるようになっているので、資料を手元にじっくり悩んでいただければと思います。
それでは早速見ていきましょう!
進研ゼミとZ会どちらを取るかは志望校によって変わる
進研ゼミとZ会どちらを取るかは通信教育を選ぶうえで大きな問題です。
決める際に考慮していただきたいのが、志望している高校の難易度です。
具体的には以下のようにしてZ会と進研ゼミどちらを受講するかを志望すれば問題ありません。
偏差値70以上の高校を志望している→Z会(主に難関私学)
偏差値70未満の高校を志望している→進研ゼミ(主に難関公立)
もちろん、偏差値70以上の高校に進研ゼミだけでも対応できます。上記はあくまで目安です。
ただ、Z会の添削の手厚さは私学の難関校受験にかなり役立ちますし、添削問題のレベルも進研ゼミよりレベルが高いことが多いです。
偏差値70以上と言われてもピンとこない方もいると思います。
そういう方は以下のサイトで簡易的ではありますが、高校の偏差値を紹介しているので確認してみてください。
進研ゼミとZ会の高校合格実績を比較
先ほど、偏差値70以上と未満でZ会か進研ゼミどちらを選ぶべきかが変わると言いましたが、実際の合格実績と照らし合わせてみていきましょう。
上記は東京都で偏差値70付近の高校合格実績をまとめています。
Z会の合格実績について
都立西や日比谷など難関校に相当数輩出しているZ会ですが、進研ゼミより受講者数が少ないことを考えると高い割合で上位校に進学しています。
また筑波大駒場や開成などの超難関校への進学実績も魅力です。
これらの超難関校に関してはZ会からは進学者が確認できますが、進研ゼミでは公表がありませんでした。
両校は偏差値78を誇り全国でも5本の指に入る進学校です。
超難関校となると、やはりZ会に軍配が上がるのがお分かりいただけたと思います。
これはこれらの高校入試では教科書から逸脱した範囲が出題されるためです。
そこに関して進研ゼミではあまりサポートされていないため対応しきれないという印象です。
ただ、受講者のもともとのレベルが高いということもあるので、そこには注意が必要です。
進研ゼミの合格実績について
ただ、進研ゼミも結構高い進学実績があります。
みていただくと、西高や日比谷などの都立難関校に進研ゼミからも多くの学生が進学していることが分かります。
開成のような超難関校に進学実績はないものの、偏差値70付近の高校志望であれば進研ゼミは十分対応可能であると言えます。
また、進研ゼミの特徴として都立や市立トップ校に強いという特徴が挙げられます。
やはり、教科書に沿った難問を出題してくる公立トップに進研ゼミは相性がいいですね。
「【偏差値70超え】進研ゼミの効果を解説!意味ないと言われるのはなぜ?」の記事でも触れましたが、私自身も進研ゼミを利用して公立トップ校へ入学した一人です。
県内の公立で上位校を目指している方には進研ゼミが合うはずです。
進研ゼミとZ会の学習内容は?
ここでは両者の学習内容について見ていきます。
両者に共通する部分と相違する部分をチェックしていただければと思います。
対応教科
進研ゼミ→国語、数学、英語、理科、社会(五教科)
Z会→国語、数学、英語、理科、社会(五教科)+作文
対応教科ではZ会の方が作文が入る分少しカバー率が上がるという感じでした。
ただ、進研ゼミもZ会も多くが受講するであろう、五教科は抑えているので特に困ることはなさそうです。
高校受験で推薦試験の小論文などがある場合はZ会の方が良いかもしれません。
また、両者とも添削問題があるので、そこで自分の弱点や解答方法を先生からフィードバックしてもらうことになります。
かなり細かく訂正してくれるので、添削問題は積極的に利用していきたいですね。
学習スタイル
学習スタイルも2つパターンが用意されています。
ただ、学習スタイルに関しては両者とも以下の2パターンを用意しています。
1.タブレット+テキスト(紙の教科書)
2.テキストのみ
進研ゼミではどの学習スタイルでも料金は変わらないのですが、Z会では少し料金が変わります。(※月100円程度ですが)
コース別
そして最後にコース別です。
ここが一番重要なポイントになるので、それぞれ詳しく見ていきます。
まずはZ会。
Z会
Z会のコースは進学クラスと特進クラスに分かれます。
ここでは一部しか記載されていませんが、資料に詳細が記載されていますので、一度資料をご覧ください。
進研ゼミ
進研ゼミでは受験総合コース、難関挑戦コース、最難関挑戦コースという形でコースが分かれます。
(※一番上のタブで学年を選択するとスタイル・コースの選び方が上のタブに現れます)
進研ゼミとZ会の費用に関して
最後に気になる費用について見ていきましょう。
今回は比較しやすいように双方とも中学3年生の受験生用の金額を引用しています。(※z会はテキストスタイル)
まずはZ会の費用から見ていきましょう。
Z会の費用
公式のHPからそのまま切り取ってきました。
上記料金は1教科の1月あたりの金額です。
クラスによって費用は少し違いますが、だいたい4千円程度ですね。
5教科すべて受講すると2万円程度になります。
塾よりはもちろん安いですが、通信教材としては少しお高めという印象です。
ただ、問題やテキストの質も市販の問題集より高く、成績向上に一役買うのは間違いないです。
進研ゼミの費用
こちらも同様に公式のHPからそのまま切り取ってきました。
先ほども少し触れたのですがz会とは違い、進研ゼミ中学生講座では教科ごとの受講が出来ないため、上記金額は5教科まとめての金額になります。
1教科換算すると約1500円ほどでしょうか?
市販の参考書が2000円近くすることを考えるとかなりリーズナブルな印象を受けます。
自分に合った教材で成績を伸ばそう
ここまでZ会と進研ゼミを色んな角度から比較してきました。
出来るだけ、分かりやすくまとめたつもりですが、私の説明に至らぬ点があり、十分に両者の魅力を伝えきれていません。
自分やお子さんに合う教材がなんとなく分かった方、分からない方様々だと思います。
「【中高生保護者へ】塾と通信教育どっちが良いか元塾講師がお伝えします。」の記事でも触れましたが、結局は塾も通信教育も使い方次第です。
塾で飛躍的に成績を伸ばす子もいれば、進研ゼミやZ会が合い飛躍的に成績を伸ばす子もいます。
資料請求だけであれば、無料なので手元に資料をおいて徹底的に比較していただければと思います。
資料を見ると両者の良いところ、悪いところがなんとなく見えてくるはずです。
最終的な結論は両方受講せず塾にするという選択肢もありえます。
その過程でぴったいの学習方法を見つけていただければ幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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