未曽有の事態となりつつある新型コロナの大流行ですが、それでも受験は待ったなしの一発勝負です。
イレギュラーな状況下で、不安やストレスも感じるかもしれませんが、条件はライバルたちも同じ。
言い訳したい気持ちをグッと堪えて、できるだけ受験に集中するために対策を考えることが大切です。
そこで、今回は感染症に負けないためのポイントをまとめてみました。
日常のルーティンから、直前期や本番の対策まで検討していきますので、参考にしてください。
日常で気を付けるコロナ対策
家族みんなで基本ルールを守ろう
コロナ対策では受験生がいくら努力しても、家族が感染すると一気にリスクが高まります。
例えばご両親のうち、どちらかが感染した場合を考えましょう。
家族は全員が濃厚接触者として扱われる上、父母が苦しんだり命の危機に晒されるような状況になると、勉強どころではありません。
このため、本人はもちろん、家族でも話し合って、基本的な対策は徹底することが大切です。特に守りたい対策は以下にまとめます。
- 三密を避ける
- ウイルスを取り込む量を減らす
- 免疫力を落とさない
- 不要な外出や他人との接触は控える
これを守ればリスクを低減できるとされます。
基本的な対策ですが、継続と心がけが大切です。
三密を避けるためのポイント
人との接触や、密閉された空間で多人数が過ごすのはリスクが高いと言われます。
ただ、日常生活を送るうえで、徹底して人との接触を避けるのは難しいため、できる範囲で工夫していきましょう。
例えば、塾や予備校を利用する際、オンライン経由の通信教育を活用すると接触を避けられます。
家族とは食事の時間をずらしたり、友人との昼食は屋外を選ぶのも有効でしょう。
電車やバスを使う場合は、少し早起きして通勤ラッシュを避ければ利用者が少なくなります。
ウイルスは量が少ないと自己免疫が有効
マスク・手洗い・うがいは効果的とされているので、継続することが大切です。ただし、過信はできません。
医療従事者でも感染してしまうことがあるように、これらの対策だけではリスクは減っても、予防方法としては確実とは言えないのです。
したがって、これらの対策でウイルスを取り込む量を減らすのと同時に、身体の免疫力を高い状態に保ちましょう。
体に入るウイルスの量が少ないと、人間に備わった免疫力で駆除できる可能性が増します。
日ごろからしっかり栄養と睡眠をとり、勉強と休息のメリハリも大切です。
不必要な外出は避ける
外出は優先順位を考えて、計画を立てましょう。
必要なものはまとめて購入するようにし、図書館や書店も必要に応じて計画的に利用しましょう。
外食は、事情によっては避けられないかもしれません。
その場合はテイクアウトを選ぶと、リスクを軽減できるかもしれませんね。
コロナ禍の直前期の受験対策
試験日から3か月前になると、安心して勉強するためにも感染対策は徹底したいものです。
ここで感染してしまうと、これまでの努力が水の泡になります。
もちろん家族としても、リスクのある行動は控えたい時期です。
人生を左右する時期ですから、安全重視で生活しましょう。
まず、人との接触は減らすことが大切。
気晴らしで買い物したり、喫茶店に入ったりることもあるかもしれませんが、必要以上の外出は控えた方がいいかもしれません。
学校や塾以外では自主勉強を選び、友人たちと合同学習は控えましょう。
友人とはLINEや音声チャットで連絡を取るようにし、不用意な接触は避けます。
自身が感染することを防ぐことはもちろん、自身が感染者であった場合の事も考えて行動しましょう。
模試が気になる時期ですが、受験生にとってこれは感染対策のために控えるのは得策ではありません。
自身の実力を定期的に把握しないと、自己満足で終わったり、勉強のペースも緩慢になりがちです。
感染対策がしてある施設を選ぶ他、オンライン模試も活用していきましょう。
コロナ禍の試験当日と前日の注意点
試験当日は緊張で体調を崩すことが多いのですが、コロナ禍では発熱や咳があると受験ができなくなる可能性があるため、要注意です。
前日は早めに勉強を切り上げ、体を休めてコンディションを整えましょう。
無駄に詰め込むと覚え違いをするリスクもありますし、一晩無理したところで、それが合否に関係する可能性は高くありません。
消化に良いものをしっかりと食べて体を休めておくと、本番でもすっきりした状態で問題に取り掛かれます。
本番では感染症対策として、定期的に換気を行うので服装には気を付けて下さい。
体温を調節できるような服装が望ましいです。
テーブルなどは消毒してあると思いますが、不安で集中できないと感じたら、消毒用アルコールを持参しましょう。
他にはもちろん、マスクも忘れてはなりません。万が一に備えて予備も準備しておきましょう。
このように平常時より持ち物が多いので、前日のうちに用意することが大切。
本番の朝に慌てて準備すると、受験票を忘れたりと大きなミスをしかねないので、気を付けて下さい。
コロナ禍でも楽観的に考えることも大事
コロナ対策は重要なテーマですが、もし、勉強に集中できないほど不安やストレスを感じているなら、少し楽観的に考えることも必要でしょう。
学校の授業中はマスクをしていますし、基本的に学生は静かにしているはずです。
塾に関してもそうで、感染症対策がしっかりしていて、通信教育も選べると更に安心できます。
また、頼れる講師に相談すると気持ちの整理もしやすいので、悩んだ時には意見を伺ってみるのも良いでしょう。
生活や学業に制約がかかってしまい、ストレスも感じやすくなっているかもしれませんが、いつまでもこの制限された生活が続くわけではないので、しばらくの間頑張りましょう!
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