こういった疑問に答えます。
塾か通信教育か
これは教育を考えるうえで非常に重要なポイントになってくると考えています。
多くの保護者の方が「塾で強制的に勉強させた方がいい気がするけど、結構高いし出来ることなら通信教育で子供に自主的に勉強してほしい」と考えています。
そして、私自身塾講師をするなかで多くのそういった相談をうけました。
今回は塾と通信教育を利用し、塾講師も経験した私自身の経験から僭越ながらお悩みにアドバイスしたいと考えています。
今回は大前提として、お子さんは自分から積極的に長時間勉強するタイプではないと仮定しております。
まず結論から申し上げますと
塾と通信教育どっちがお子さんに向くかは時期×家計状況で分かります。
この結論に至った理由などを本文で述べていこうと思います。
本記事では以下のようなことをお伝えします。
・塾と通信教育のメリット・デメリット比較
・私が実際に双方を使って感じたこと
・選び方の簡易的な表
それでは早速見ていきましょう。
塾と通信教育どっちがいいかは時期による
まず先述のように塾と通信教育どっちがお子さんに向くかは時期によります。
詳しく申し上げると以下のような形になります。
1.2年生→通信教育
3年生→塾
1.2年生で受験生でないうちは通信教育、3年で受験生になったときは塾という使い分けが最適です。
勉強する気のない時期に塾に通うことほどもったいないことはありません。塾代をドブに捨てているようなものです。
ただし、3年生になれば嫌でも受験生になり、やらざるを得ない状況になります。
そこで受験テクニックを教えてくれる、いつでも質問に行ける環境を与えてくれる塾は最適です。
家計状況によっても塾と通信教育のおすすめは変わる
もちろんですが、家計状況も重要な要素です。
塾と通信教育の1か月あたりの参考値段は以下の通りです。(1科目あたりの値段)
塾→14800円/月
通信教育→5900円/月
大体通信教育の3倍程度の値段がかかることになります。
これは1教科の場合ですが、5教科受けるとなると月に75000円の出費になるので、かなり家計にも影響してきます。
以下では以上の点を踏まえて塾・通信教育双方のメリット・デメリットを見ていきましょう。
塾に通うメリット
・塾独自のテクニックを教えてくれる
・いつでも質問にいける
塾独自のテクニックを教えてくれる
塾ではやはり受験テクニックを教えてくれます。
参考書には載っていないことが多いので、受験期にはかなり役立ちます。
いつでも質問にいける
いつでも質問にいけるのも塾の強みです。
早めの疑問解消は成績向上に直結します。
その点、集団講義の塾だと少し難しいかもしれません。
塾に通うデメリット
・月謝が高い
・晩御飯の心配
・受け身のタイプには向かない
月謝が高い
先ほども見ましたが、とにかく月謝が高いです。
通信教育の3倍はかなりの負担ですね。
晩御飯の心配
これは意外と盲点なんですが、晩御飯が意外と面倒かと思います。
一人だけずらして作り直したり、早めに作ったり。
時間の融通が利かないのは覚えておいていただきたいポイントです。
受け身のタイプには向かない
とにかく受け身のタイプには向きません。
塾ってなにもしてなくても、授業が終わるのでやった気にはなるんですが、これでは全く知識が身についていません。
通信教育のメリット
・勉強を自主的にする癖がつく
・部活所属の学生には最適
・月謝が安い
勉強を自主的にする癖がつく
通信教育は自主的に勉強するようになります。
一回あたりの勉強時間が15分などと短く設定されているのが特徴です、
まずは短い時間でも継続することが勉強には重要です。
部活所属の学生には最適
部活動に入って塾はきついんじゃないかな…
8時間学校で授業を受けて、3時間部活して、2時間塾って疲れすぎて何も頭に入りません。
そんな学生には時間の融通が利く通信教育が良いですね。
月謝が安い
繰り返しになりますが、月謝が安いです。
5教科でも3万いかないのはありがたいですね。
通信教育のデメリット
・講師が近くにいない
・超難関校には対応できない場合がある
講師が近くにいない
講師に質問が出来ないのは少し不便かもしれません。
ただ、これに関しては学校の先生で十分対応できる範囲だと思います。
超難関校には対応できない場合がある
東大・京大などの超難関校を目指す場合は塾を視野に入れた方がいいかもしれません。
通信教育も役立つんですが、あくまで補助的な立ち位置になるかなと思います。
【体験談】私が塾・通信教育を両方使って感じたこと
私が塾と通信教育どちらも使って感じたのは教わる内容はあまり変わらないということです。
塾は発展的、通信教育は基礎的なイメージがありましたが、通信教育でもほとんどの範囲をカバーできます。
聞いているだけではどうしても身に付く感じがしなかったので、通信教育で1日15分やったほうが知識の定着は早いように感じました。
ただ、受験期を通信教育だけで乗り切るのは厳しいかなと感じます。
これは受験テクニックや質問ができるという面ももちろんなのですが、仲間がいるというのがなにより強いです。
受験期はどうしても孤独になりがちなので、自習室などでまわりに仲間がいるというのは大きな支えになります。
このように塾、通信教育は一長一短です。
次の章では表を使って、どちらを選ぶべきか解説していきます。
結局、塾と通信教育どっちを選べばいいの?
ここまで読んでくださりありがとうございます。
塾と通信教育どっちを選ぶのかまだ迷っている方もいるかと思いますが、結論としては以下のようになります。
1.2年生 | 3年生 | |
家計余裕なし | 通信教育 | 無理しても塾 |
家計余裕あり | どちらでも | 塾 |
(※家計余裕は3教科受講として、月5万以上の出費に耐えられるのかという考えです。)
現在、3年生で受験生であれば、家計的に少しきつくても塾。
1.2年生であれば通信教育で特に問題はないと思います。
塾を受講する場合であれば、最寄りの塾の資料請求。
通信教育を受講する場合であれば、進研ゼミ・Z会あたりの資料に目を通しておくと良いかと思います。
一度やってみて合わなければ、適宜変更することも可能なので、上記表を参考にしていただければ幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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