「早く勉強しなさい」
「今勉強しないと将来後悔するよ」
「学校の宿題はもうやったの?」
と口酸っぱく毎日お子さんに注意されている親御さん本当にお疲れ様です。
「勉強しなさい」というのはあまりよくないと言われるけれど、そうでもしないとうちの子は全く勉強しないというのが本音でしょう。
でも安心してください。お子さんが勉強するようになる方法はきっとあります。
そのためにはお母さん・お父さんにも少しばかり頑張ってもらう必要があるのですが(笑)
今回は勉強嫌いでバカトリオと呼ばれていた私が自ら勉強するようになった経緯について詳しく書いていきたいと思います。
意識していただきたいのは、勉強というのは嫌なことではなく、人生をコントロールする手段だと子どもに伝えることです。これだけ伝えてもピンとこないかと思いますので、私の体験談と一緒にその真意を紐解いていただければと思います。
では早速見ていきましょう。
なぜ中学生・高校生は勉強しないのか?
勉強しないことへの対策の前になぜ中学生や高校生が勉強しないのかということについて知っておく必要があります。
中高生が勉強しない理由はだいたい以下の3つです。
1.他の娯楽がある
2.勉強する木目的が分かってない
3.自分に見切りをつけている
それぞれ詳しく見ていきましょう。
スマホやゲームの方が楽しい
まず現代は親御さんのときと違ってスマホやゲームが大変充実しています。
ゲームと言えば昔からあったと思われるかもしれませんが、スマホに関してはその中毒性は異常です。
LINEやInstagram等をはじめとするSNSで常に誰かとつながっている状態が普通になっています。
面白いゲームなどの無料でプレイ出来てしまいますし、機器自体が小さいので親に隠れてこそこそ出来てしまうのもプレイ時間が長くなりがちな理由です。
このように昔と比べて勉強の邪魔が多いということが「勉強しない」に繋がっています。
勉強する目的が分かってない
これは中学生や高校生にはすこし難しいかもしれません。
「微分積分なんか学んでいつ使うの?」
「世界史とか勉強する意味ないでしょ」
多くの学生がこんな風に考えています。
自分自身もはじめそうでしたし、仕方ないと言えば仕方ないのかもしれません。
ただ、本当の勉強はこういうものを乗り越えた先にあることを親御さんが示していただければ、子供も俄然やる気になります。
自分が勉強しても伸びないと思い込んでいる
これは意外に進学校の学生や必死で勉強したことのある中高生に多いです。
言ってしまえば、一度全力で勉強に向き合って、その努力を否定されたことがある人です。
こういう中学生・高校生は周りからの期待が大きいがためにかえってそれがプレッシャーになりやすいです。
一度、勉強をやる気にさせれば一番伸びるタイプかもしれません。
「勉強しなさい」は根本的解決にはならない
よく言われることではありますが、「勉強しなさい」は根本的解決にはなりません。
それはなぜか?
私自身の考えですが、勉強しなさいと言われるともちろん反発しながらもその場では勉強を始めるでしょう。
「今やろうとしてたのに…」
「言われなくても分かってる」みたいな捨て台詞を吐きながらね
ただ、こういう風に言われてやる勉強って本当に一時的なもので、生産性もあまり高くないのが現実です。
嫌々やる勉強って本当に効率悪いんですよ。
今この記事を読んでいる親御さんも子供の時に自分の親から一度は言われたことがあるんじゃないでしょうか?
その時のこと、気持ちをよく思い出してください。
恐らく勉強に対して嫌なイメージがつくとともに、やった気になって終えた勉強が多くあったはずです。
子どもが自律的に勉強するようになることが最終ゴール
じゃあ子供がどういう風になるのが理想なのか言うと、当たり前ですが自分から勉強する状態つまり自律しているということが望ましいです。
言葉では非常に簡単な自律ですが、多くの親御さんがご存知なように中学生・高校生が自ら勉強するというのはそんなに楽なことではありません。
でも最終的にはこの状態で一人の大人として完成していく必要があると思います。
「東大生は勉強しなさいと言われた経験が少ない」と聞いたことありませんか?
彼らが優秀なのは自分自身で勉強する習慣が出来上がっているからだと思います。
これは東大生に限らず、京大生でも早慶の学生でも難関大学と言われる大学に通う学生が優秀なのは自己学習の習慣があるが故です。
「東大生は特別でしょ」と思われる方も多いかもしれませんが、一部の天才を除いて全くそんなことはなくて、自己学習の習慣がつくかどうかは環境の違いによるものが多いです。
勉強嫌いだった中学生の私が勉強するようになった訳
母親が資格勉強を始めた
通信教育をやるようになった
少し私の話になって恐縮ですが、私は小学校時代成績が低すぎて仲のいい3人と合わせてバカトリオと呼ばれていました。
勉強はとにかく嫌いでしたし、外で遊んだりするのがとにかく好きだったので、宿題もやらずに毎回居残りをさせられていました。
よく言えば活発、親から見ると手のかかる子だったと思います。
そんな超勉強嫌いだった私が中学生になって勉強を自らするようになりました。
その理由は上に挙げた2つの理由です。
母親が資格勉強を始めた
まず母親が資格勉強をしている姿を見たのは非常に大きかったと思います。
今この記事を読んでいる親御さん、失礼かもしれませんが、「あなたが最後に自分の勉強をしたのはいつですか?」
もっと言えば、「子供に自分が勉強している姿を見せたことがありますか?」
最後に大学時代に勉強をしてそれっきりという方も多いはず。
それでは子供が自分から勉強するようにはなりません。
子どもは親の背中を見て育つというように、まず親御さんがその姿勢を見せないと、子供にも勉強の大切さ・面白さは伝わりません。
東大生は勉強しなさいと言われたことが少ないという話は先述したとおりですが、それは家庭の環境によるものだという調査結果があります。
つまり、彼らの家では親自身も勉強している姿を見せ、それを見た子供も自然と勉強するようになるのだと思います。
もちろん東大生の家庭は富裕層が多いですから、幼いころから塾に行かせたり、優秀な家庭教師を付けたりということは往々にしてあると思いますが、それでもやはり親の姿というのが影響はしていることは間違いありません。
私の場合、母親が勉強している姿が本当に楽しそうに映ったんですよね。
勉強っていうのは自分の人生をコントロールすることなんだ!みたいな
それをきっかけに勉強のスイッチが入ったわけですから、まずは勉強をご自身が始めるという手法を試していただければと思います。
幸い今はユーキャンなどの通信講座も充実してますし、比較的何かに取り組みやすい環境が整っているかなと感じます。
通信教育で自分の勉強ペースをつかんだ
もう一つは進研ゼミ、Z会などの通信教育をはじめたことも非常に重要だったと思います。
それまで塾に通ったことはあったんですが、膨大な宿題と受け身の授業についていけませんでした。
塾は講義形式のところが多いので、自分が何もしなくても授業が終わるんですよね。
これって勉強する習慣が出来ている人にはいいんですが、勉強する習慣がないと、授業代をドブに捨ててるようなもんなんですよね。結局その授業から何も学ばないんで。
そこで進研ゼミやZ会なんかの通信教育に手を出したわけですが、こういう通信教育系は自分で計画を立てて進める必要がありますから、自然と勉強するようになるわけです。
多くの人がため込んでやめてしまいがちなイメージのある通信教育ですが、今の通信教育は進化してますね。
私自身も幼い頃、一度進研ゼミをためて辞めさせられているですが、中学・高校のものは相当工夫されていました。
部活をしている中高生に合わせて少し量も減っているのかな?と感じました。
送られてくるすべての教材をやりきる必要はないと思っていて、毎月月末に送るテスト問題だけチャレンジして送っていた月もありました。
そのテストだけで論点はある程度カバーできるので、勉強する習慣のないお子さんには、月末のテストだけでもチャレンジするという方針で一度やってみてはいかがでしょうか?
これでもう勉強しないとは言わせない
親が勉強する様子を見せる
通信教育で学習のペースをつかむ
この2つを実践することで子供の勉強習慣がガラッと変わる可能性が大いにあります。
通信教育に関しては成績を上げるという視点も良いですが、勉強の自分なりのペースをつかむというのが賢い使い方だと思います。
基本的に
通信教育☞自己学習、学習ペースの把握
塾・予備校☞受験テクニックの学習、より発展的な内容
みたいな使い分けができると受験勉強もスムーズにいくと思います。
お子さんが素敵な未来を構築できるよう願っております。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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