信州大学はどんな大学?
信州大学(通称:信大(しんだい))は、長野県に複数のキャンパスを展開する国立の総合大学です。人文学、教育、経法、理、医、工、農、繊維の8学部を擁し、学生総数約10,000人を誇る日本屈指の大規模国立大学です。
「自然豊かな長野県全域がキャンパス」であることを最大限に活かし、農学部や理学部はアルプスの山々や森林をフィールドにした実践的な研究を行っています。さらに、日本で信州大学にしか存在しない「繊維学部(旧:上田蚕糸専門学校)」は、現代の先端素材・バイオテクノロジー・宇宙工学素材の研究において世界トップクラスの実績を挙げている超名門学部です。

偏差値・基本情報
- 偏差値帯: 47.5〜65.0(河合塾 2026年度予想。医学部医学科が最難関)
- 共通テスト得点率: 59%〜83%
- 学部数: 8学部(人文学、教育、経法、理、医、工、農、繊維)
- 学生数: 約10,800人(大学院含む)
- 所在地: 松本、長野(工学・教育)、伊那(農学)、上田(繊維)など長野県内5か所
- 設立: 1949年(松本高等学校、上田蚕糸専門学校など多くの旧制諸学校を統合)
学部別偏差値(河合塾 2026年度予想)
- 医学部: 65.0(医学科)、50.0〜52.5(保健学科)
- 人文学部・経法学部: 52.5〜55.0
- 教育学部: 50.0〜55.0
- 理学部・工学部: 50.0〜52.5
- 農学部: 47.5〜52.5
- 繊維学部: 47.5〜52.5(※偏差値以上の圧倒的研究力と就職力を持つ)
キャンパスライフ・学びの特色
全員が松本で過ごす「共通教育」の1年次
入学者全員が、1年次は北アルプスを一望できる松本キャンパスに集結します。全国各地から集まった多様な学部の学生が共に寮生活や一人暮らしを行い、活発な部活動・サークル(特に登山・スキー・アウトドア系は日本屈指の規模)を通じて一生の友人ができます。2年次以降は、それぞれの専門キャンパス(松本、長野、上田、伊那)へ分かれて専門研究に没頭します。
日本唯一&世界トップレベルの「繊維学部」
上田キャンパスにある繊維学部は、衣類の繊維だけでなく、炭素繊維、ナノファイバー、人工クモ糸など、車や航空機、医療機器に使われる「最先端素材」の研究を行っています。この分野で信大は間違いなく日本のトップランナーであり、東レなどの超一流化学メーカーとの共同研究も盛んです。
「大自然」が最高の研究室
農学部(伊那キャンパス)は中央アルプスと南アルプスに挟まれた大自然の中にあり、「農場や森全体が研究室」という環境です。理学部をはじめ他学部でも山の生態系や地質、雪氷、地域貢献に関するフィールドワークが日常的に行われます。
就職実績・キャリア

就職率・キャリアデータ
- 就職率: 約97%以上(非常に高い水準)
- 強み: メーカー(化学・素材、機械、電機)、公務員(国・地方)、教育、医療
主な就職先企業(2023〜2024年度実績)
- メーカー(素材・化学): 東レ、帝人、クラレ、信越化学工業、旭化成、富士フイルム(※繊維学部・工学部の理系院生)
- メーカー(機械・インフラ): セイコーエプソン、トヨタ自動車、本田技研工業、コマツ、中部電力
- 公務員・教育: 長野県庁、国家公務員、各市役所、長野県を中心とした公立学校教員
- 金融・IT: 八十二銀行、NTTデータ、SCSK、マイナビ
特徴的な強み
信州大学の就職は「工学部・繊維学部の理系メーカー就職における異常な強さ」が最大のハイライトです。特に繊維学部の大学院修了者は、素材・化学メーカーからの求人が殺到するため就職活動で困ることはありません。文系学部(経法・人文学部)も、長野県内最強のブランドである「八十二銀行」や長野県庁・各市役所に強いだけでなく、東京圏の大手民間企業への就職も非常に良好です。
著名な卒業生
- 猪瀬直樹 — 作家、元東京都知事(人文学部卒)
- 宮崎吾朗 — 映画監督、アニメーター(スタジオジブリ)(農学部卒)
- 熊井啓 — 映画監督(『黒部の太陽』など)(文理学部卒)
- ファインセラミックスや先進素材の第一人者たち — 産業界の研究所長・役員などを多数輩出。
- ※多くの地元長野の企業経営者、市長・町長などを輩出しています。
まとめ
信州大学は、都会のコンクリートジャングルを離れ、大自然の空気を吸いながらのびのびと、かつ世界最先端の研究ができる日本の国立大学の中でも極めてユニークで魅力的な大学です。「山やアウトドアが好き」「他にはない最先端の素材(繊維)や農学を極めたい」という学生にとって、これ以上ないパラダイスのようなキャンパスライフと、卒業後の堅実で強力な就職キャリアを約束してくれる名門校です。
他の大学情報も合わせてチェックしてみてください。
よくある質問
1. 信州大学の偏差値はどのくらいですか?
河合塾予想では47.5〜65.0です。医学部は難関ですが、理系(農・繊維・工)は40台後半〜50台前半で合格可能な学科もあり、研究力や就職力の高さを考えると「極めてお買い得・コスパが良い」大学として有名です。
2. キャンパス移動(タコ足キャンパス)は大変ですか?
1年次は全員が松本キャンパスで、2年次から長野市や上田市などの各学部キャンパスへ引っ越す学生が大半です。引越し自体は労力がかかりますが、多くの学生が同時に移動するため、学生向けの引っ越しサポート網が完成しており、複数の街に住めることを楽しむ学生が多いです。
3. 県外からの学生はどのくらいいますか?
実は長野県内からの入学生はおよそ3〜4割程度で、残りの6〜7割は全国(特に関東、東海、北陸など)から「信大の自然や研究」に憧れて集まった県外生です。そのため全国あちこちに出身の友人ができやすい環境です。

