「早く勉強しなさい」
「今勉強しないと将来後悔するよ」
「学校の宿題はもうやったの?」
と口酸っぱく毎日お子さんに注意されている親御さん本当にお疲れ様です。
「勉強しなさい」というのはあまりよくないと言われるけれど、そうでもしないとうちの子は全く勉強しないというのが本音でしょう。
子どもに合うきっかけを考えるには、まず何が勉強の始めにくさにつながっているかを、一緒に確かめるところから始めてみてください。
親だけが頑張れば解決する、という話ではありません。ここからは、私自身にとってきっかけになった経験を紹介します。
この記事は、筆者が慶應義塾大学に在籍していた当時、小中高時代を振り返ってまとめた体験談です。勉強嫌いで「バカトリオ」と呼ばれていた私が、自分から取り組むようになった経緯をお伝えします。本人の経験と、今の保護者の方への提案は分けて読んでください。
私の場合は、勉強を「やらされること」だけでなく、自分のために取り組むこととして感じられたのが大きかったと思います。一つの体験として参考にしてください。
では早速見ていきましょう。
勉強を始めにくいとき、本人に確かめたいこと

勉強しないことへの対策の前になぜ中学生や高校生が勉強しないのかということについて知っておく必要があります。
以下の3つは、勉強を始めにくいときに本人へ確かめたいことの例です。理由がこの3つに決まっているわけではなく、内容が分からない、取り組む量が多いなど、別の困りごとがあるかもしれません。
1.他の娯楽がある
2.勉強する目的が見えない
3.やっても伸びないと感じている
それぞれ詳しく見ていきましょう。
スマホやゲームの方が楽しい
スマホやゲーム、SNSに時間を使っているように見えるなら、何をしていて、どの時間が勉強と重なっているのかを本人と話してみましょう。使っていることだけで、勉強しない理由がそれだと決めつけないようにしましょう。
勉強する間の置き場所、通知を確認する時間、ゲームの区切りなど、家庭の生活に合わせて相談する方法があります。兵庫県のネット・ゲームのルールづくりの案内も、家族で話し合い、それぞれの家庭の実情に応じたルールをつくることを勧めています。
親が一方的に罰を決める材料にするより、何なら守れそうか、合わないときはどう見直すかを一緒に考えてみてください。
学ぶ目的が見えない
これは中学生や高校生にはすこし難しいかもしれません。
「微分積分なんか学んでいつ使うの?」
「世界史とか勉強する意味ないでしょ」
こんな疑問を持つこともあると思います。
自分自身もはじめそうでしたし、仕方ないと言えば仕方ないのかもしれません。
すぐに将来の使い道を説明して納得させようとするより、本人はどんなことに関心があるのか、いまの授業の何が疑問なのかを聞いてみてください。私自身の考えが変わったきっかけは、後ほどお話しします。
勉強しても伸びないと感じている
頑張ったのに点数に結び付かなかったり、分からないところが増えたりすると、「やっても伸びない」と感じることもあると思います。進学校の子や特定の性格に限った話として決めつけず、本人がどう感じているかを確かめましょう。
成績ややる気を評価する前に、どの単元・問題で困っているか、いまの課題の量はどうかを聞いてみてください。本人が話したくないときは、無理に聞き出さず、話せる機会を待つことも考えます。厚生労働省の家族向け「話をするときのポイント」も、話したがらないときは別の機会を待つことを挙げています。
「勉強しなさい」に加えて、困っていることを聴く

私の考えでは、「勉強しなさい」と繰り返すだけでは、本人がどこで困っているのかは分かりません。その場で机に向かうことと、自分で分かって進められることも、分けて考える必要があります。
「今やろうとしてたのに」「言われなくても分かってる」といった返事を想像する方もいると思います。ただ、返事や机に向かったことだけで判断せず、何に手をつければよいか分からないのか、内容が難しいのかなど、話を聞いてから次の手助けを考えましょう。
例えば「どこで止まっている?」「最初に何をやるか、一緒に考える?」といった聞き方もあります。厚生労働省の案内も、まず本人の気持ちを受け止め、話を聞くことを勧めています。話してくれた内容を踏まえ、本人が取り組みやすいことを一緒に考えてみてください。
自分で選んで取り組めることを少しずつ増やす
目指したいのは、親が一切手を貸さないことではなく、本人が選んで取り組めることを少しずつ増やすことだと思います。例えば、今日の課題のどこから始めるか、どこまでやるかを本人と決め、終わってから難しかったところを確かめる方法があります。
自分で進めにくい部分には、学校や家庭などの支えがあってかまいません。ここで紹介する母親や通信教育の話も、私にとってきっかけになった経験です。本人にどんな学び方が合うかを考える、一つの材料として読んでください。
勉強嫌いだった中学生の私が勉強するようになった訳
母親が資格勉強を始めた
通信教育をやるようになった
少し私の話になりますが、小学校時代は成績が低く、仲のよい友達と「バカトリオ」と呼ばれていました。
勉強はとにかく嫌いでしたし、外で遊んだりするのがとにかく好きだったので、宿題もやらずに毎回居残りをさせられていました。
よく言えば活発、親から見ると手のかかる子だったと思います。
そんな超勉強嫌いだった私が中学生になって勉強を自らするようになりました。
私が当時、きっかけになったと感じているのは、上に挙げた二つの経験です。
母親が資格勉強を始めた
まず母親が資格勉強をしている姿を見たのは非常に大きかったと思います。
ここでお話しするのは、母の姿が当時の私にどう見えたかという個別の経験です。ご家庭で新しい資格取得や講座の契約をすることが前提ではありません。
私の場合、母親が勉強している姿が本当に楽しそうに映ったんですよね。
勉強っていうのは自分の人生をコントロールすることなんだ!みたいな
私には、母が楽しそうに学ぶ姿が、勉強を自分のためのものとして考えるきっかけになりました。この経験を参考にするなら、読書や関心のあることを調べるなど、親自身が無理なくできる範囲で考えてみてください。お子さんの反応はそれぞれ違います。
お子さんが関心を持ったことがあれば、親も知らないことを一緒に調べたり、分かったことを話したりする方法もあります。家庭で無理なくできる関わり方を考えてみてください。
通信教育で自分の勉強ペースをつかんだ
もう一つは進研ゼミ、Z会などの通信教育をはじめたことも非常に重要だったと思います。
それまで塾に通ったことはあったんですが、膨大な宿題と受け身の授業についていけませんでした。
これは、当時の私には塾の宿題の量や授業の受け方が合わなかった、という経験です。塾には授業や支援の形がいろいろあり、塾全体が合わないと決めたいわけではありません。
教材や授業を選ぶときは、宿題の量や質問のしやすさ、本人が取り組む時間を確保できるかなど、実際の使い方まで確かめることが大切だと思います。
そこで進研ゼミやZ会などの通信教育に取り組むようになりました。私にとっては、自分で取り組む内容や量を選び、勉強のペースを考える経験になったと思います。
ただ、最初から通信教育をうまく続けられたわけではありません。
私自身も幼い頃、一度進研ゼミの教材をためて辞めさせられたことがあります。それでも、中学・高校の頃には、当時の教材に工夫を感じ、自分に合う使い方を探していきました。
部活をしている中高生に合わせて、少し量も減っているのかな、と当時は感じました。これは私の印象で、現在の教材量を比べたものではありません。
送られてくるすべての教材をやりきる必要はないと思っていて、毎月月末に送るテスト問題だけチャレンジして送っていた月もありました。
これは当時、私が続けるために工夫した使い方です。テストだけで必要な内容を網羅できる、現在のどの講座でも同じ提出課題がある、という意味ではありません。進研ゼミの講座案内やZ会の講座一覧で、学年・コースに合う内容を確認してください。
いまお子さんと考えるなら、どの課題から取り組むか、どのくらいなら続けられそうかを一緒に決めてみてください。契約する講座・セットを減らすことと、取り組む量を調整することは分けて考えましょう。

私のきっかけを参考に、本人に合う方法を探す
私には、母が学ぶ姿がきっかけになった
私は、通信教育で自分のペースを探した
この二つは、私が振り返ってきっかけになったと感じる経験です。同じ方法を実践すれば、どの家庭でも同じ変化が起きるというものではありません。
勉強の方法を考えるときは、成績だけでなく、本人が内容を理解できるか、自分なりに続けられる量か、困ったときに質問できるかも確かめてみてください。
例えば、支援を選ぶときは
自宅で、どの内容・量なら取り組めるか
授業・質問・添削など、どんな支えが必要か
という観点で、学校や各教材・塾の案内も見ながら、本人に合いそうな方法を一つずつ確かめましょう。親が全部決めたり、教材を増やしたりする前に、何からなら始められそうかを本人と話すことを大切にしてほしいと思います。
お子さんが素敵な未来を構築できるよう願っております。
最後まで読んでいただきありがとうございました。



広告|進研ゼミ中学講座
教材・受講費・入会条件を公式サイトで確認


